月単位のアーカイブ: 12 月 2008

地域との付き合い方

 大分昔のことですが、ある特別養護老人ホームで火災が発生し、入所者が数名亡くなられたという痛ましい事故がありました。その反省から入所施設にスプリンクラーが必置となったほか、応援に駆けつけてきてくださるほどに地域との連携が必要ではないかという議論がありました。

 高齢者施設に限らず、どんな人でも地域の中でのお付き合いというものは人間社会のあり方としても当然なことであります。施設が地域の中にあって孤立無援、お付き合いなし、なんていうのは福祉原則にいうノーマライゼーションに反することです。

 では、どういう付き合い方があるでしょうか。地域の中に小中学校があり、幼稚園、保育園があれば何かにつけて交流できる筈です。

 付き合いとは、お互いに出掛けていったり、受け入れたりすることです。

 学芸会や運動会に出掛け、敬老の日にホームに子供たちを招待するのもいいでしょう。

 ホームの防火避難訓練に町会の防災担当委員の方々を招いてアドバイスをいただくのもよいでしょう。

 また、町会の独居老人などを対象としたふれあい事業に協賛して、食事会をホームで開催して交流するのも面白いのではないでしょうか。

 今日の目標、施設が地域の中に孤立するのではなく、地域の一員としての意識をもって、どのように交流すればよいか、いろいろなアイディアを出し合い、小さなことから始めるためにみんなで話し合って提案して下さい。

介護未経験者確保等助成金がスタート!

介護報酬改定にともない話題になっている介護人材確保のための助成金ですが「介護未経験者確保等助成金」という新たな助成金がスタートすることになりました。

6ヶ月の定着期間が設けられているため実際の申請は来年6月からになるようですが、今から要チェックな助成金だといえます。詳しくは下記のパンフレットをご参照ください!

http://www.tokuteikyo.jp/info/images/20081128_josei.pdf

家族との付き合い方

 高齢者の介護施設や在宅でのケアはホスピスの運営理念と同じであるということがいわれています。利用者本人に対する徹底した支援ケア、家族に対する援助、職員、家族、ボランティアを含めたチームワーク、そして、相互の密接なコミュニケーションです。

 今日は家族との付き合いのあり方について考えてみましょう。

 家族といってもいろいろな事情を抱えています。

 老々介護を続けてこられて疲れ果てている人。

 数多くの親族の同意を得ることが出来ないままに公的介護を受け入れざるを得なかった人。

 要介護の利用者の年金に依存している人。

 家庭内暴力に苦しめられた妻が脳卒中で倒れた夫を入所させて、ほっとしたという人…。

 家族の抱えておられる問題、苦悩、心配などについて、私たちは知らされない限りは知る余地もありませんが、まず、どんな家族にもそんな問題をお持ちであることを思いやりながら、利用者本人と家族の真の幸せを目標に関わりを続けましょう。

 目標は利用者本人の笑顔と共に家族にも笑顔になっていただくケアです。

 ケアアセスメントやケアプランづくりの過程における家族とのコミュニケーション、折々に利用者の近況を知らせる情報伝達、家族からの悩みや、相談に対応する温かいカウンセリング、こうしたかかわりを通して本人利用者も家族も私たち職員も共に自己実現を果たしていけるよう、今日も職員がお互い連携を保って励みましょう。